話楽生Web~落語・講談の魅力を伝えるWebメディアをゼロから開発~

落語・講談の魅力を文化発信するWebメディアを約2か月でゼロから構築。Figmaで可視化しつつ技術者同席の丁寧ヒアリングで安心・納得の開発プロセスを実現した事例をチェック。

——「だから、アウトバーンさんにお願いしました」

「この面白さ、誰かが伝えてくれるのを待つのではなく、自分で発信したい」。
そんな想いから始まった、あるWebメディアの立ち上げ。
本記事では、メディア運営を担当されているソシテマタ合同会社のご担当者様(以下、ご担当者)と弊社代表・森山による対談形式で、プロジェクトの背景や開発の舞台裏を振り返ります。


想いから始まったプロジェクトに、丁寧に寄り添う開発を

森山: まずは、このプロジェクトを始められた背景についてお聞かせください。

ご担当者: はい。落語、講談、浪曲といった話芸は非常に奥深くて面白いんですが、まだまだ世間にはその魅力が伝わりきっていないと感じていました。
そうした話芸の魅力を届けるためのWebメディアがなかったことが、今回立ち上げのきっかけです。

森山: ビジネスというより、文化的な価値の発信が目的だったと。

ご担当者: そうですね。収益化は二の次で、まずは無料で読めるコンテンツとして広く届けたいという想いがありました。


技術者が直接ヒアリング。だからこその安心と納得感

森山: 数ある開発会社の中から、弊社をお選びいただいた理由を改めて教えていただけますか?

ご担当者: 一番の決め手は、森山さんが実際に落語を見に足を運んでくれたことですね(笑)。
あとは、提案時にFigmaでビジュアルを共有してもらったのも大きかった。頭の中でぼんやりしていたイメージが形になった瞬間でした。

森山: デザイン段階からFigmaで共有していたのが良かったんですね。

ご担当者: はい。あと、開発の後藤さんが最初の打ち合わせから入ってくれたのも安心感がありました。他社さんは営業担当だけのケースが多かったので、「本当にこの仕様で大丈夫かな?」と不安になる場面もあったんです。その点、御社は技術者が同席してくれたのが信頼につながりました。


ヒアリング・提案の質が違った。他社との比較で実感

森山: 実は12社ほど比較されたとうかがいましたが、どんな点で弊社を評価してくださったのでしょうか?

ご担当者: アウトバーンさんはこちらの不安を一つ一つ解消しながら丁寧に進めてくれた印象です。

森山: ありがとうございます。プロジェクト中のコミュニケーションでは、Slackを使っていましたが使い勝手はいかがでしたか?

ご担当者: とても良かったです。Slackでコメントするとすぐに後藤さんから反応があり、安心感がありました。
作業がすぐに始まらなくても「ちゃんと読んでくれている」と思えるのは大きいです。

ご担当者: あと、要件定義を丁寧にやっていただけたのも良かった点です。
他社でも対応してくれた会社はありましたが、きちんと要件定義の時間をとってくれたのは全体の3分の1程度。その中でも御社はとても丁寧に進めてくれました


Figmaとガントチャートで「進みが見える」安心設計

森山: プロジェクトは2月下旬から本格的にスタートし、5月1日に無事リリースを迎えました。この約2か月で印象に残っていることはありますか?

ご担当者: ガントチャートやページ構成をFigmaで可視化してくれたことが印象的でしたね。「このページの次にこのページへ」という動線が分かりやすかったので、自分の頭の中も整理できました。

森山: 今回、エンジニアとして同席していた後藤にも聞いてみたいのですが、開発にあたって特に意識していたことなどはありますか?

後藤(開発担当): はい。特別なことというより、本当に基本的なことを大切にしていました。
ご担当者様が考えていること、やりたいことをしっかり聞いて、自分の中に落とし込む。それをまずFigmaでビジュアルとして表現するという流れを意識していました。

後藤: 「Figmaで視える化されていると進めやすい」と言っていただけたのは、とても嬉しかったですね。実は最初から“こう進めたい”というイメージを持っていたので、結果としてその通りに進められたのはありがたかったです。


文化を未来へつなぐ。その挑戦に、開発で伴走する

森山: 今後、このWebメディアを通じて実現したいことはありますか?

ご担当者: 落語や講談に関心を持ってもらえる人を増やしたいというのが一番ですね。
“伝統芸能”って構えてしまうかもしれないけど、気軽に触れてもらえる入り口をつくっていきたいです。

森山: まさに“文化を発信する”プロジェクトですね。

ご担当者: ありがとうございます。あとは、広告の最適化など収益面も少しずつ見直していきたいです。今はX(旧Twitter)で「話楽生Web」というアカウントを運営していて、記事の更新情報などを発信しています。


最後に

森山: 最後に、この記事をご覧になっている方へ一言いただけますか?

ご担当者: 話芸に少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。Webメディアの力で落語や講談の魅力が一人でも多くの方に伝わることを願っています。


📎 今回ご紹介したWebメディアはこちら

👉話楽生Web
https://warau-web.com/